【様々な支援の方法がある!】不登校への対処

不登校の問題が、果たしてどの部分に存しているかによって、その対処法も何通りか考えることができます。

たとえば「いじめ」が不登校の原因だったとすると、一方的に不登校の生徒に対して学校に行けるように促したところで、まったく問題解決にはなりません

また、それ以外の理由で不登校になってとすると、今度は医療機関の力を借りなければならないようなケースも生まれるため、症状がはっきりとしている「病気」と違って、対処もさまざまな方法が考えられることになります。

このように、対処が難しいのが不登校の特徴であると言えますが、あくまでも「一般的な対処」という意味でお話をしますと、やはりスクールカウンセラーによるカウンセリングというのが有力になります。

関連記事

不登校生徒に対する学校の対応

自分の子供が不登校になってしまったら、学校はいったいどんな対応をしてくれるのだろうか・・・と、学校に通う親御さんならきっとだれでもそんな不安に駆られることもあるでしょう。

特に、学校生活や家庭環境など、何らかのトラブルの経験があるという親御さんであれば、その心配はなおさらのことと思います。

とはいっても、お子さんがもし不登校になった場合、「学校はこのように対応してくれますよ」というようなことは一概にいえないことは間違いありません。

さすがに「学校」というとあまりにも範囲が広すぎてしまいます。

何しろ学校とはいっても、特に不登校が問題になるリスクがあるという意味でいえば、小学校、中学校、高等学校と3つのステージが考えられます。

しかもそのそれぞれに対して「私立」、「公立」、「国立」という具合に、その



ことから、その管理者・管轄者(つまり、各グループの長)がどのような判断をするかによって、どのように対応するのかが大きく異なってくることが考えられます。

とはいえ、近年これだけ問題になっている不登校ですから、公立学校であれ国立私立の学校であれ、何らかの対処をすることはまず間違いないでしょう。

ただし、ちょっとばかり異なるのが、「高等学校」です。高校の場合、小学、中学と違って「義務教育」の形をとっていません。小学、中学と同じような対応が不登校生徒に対してなされることは考えづらいということになります。

それを証拠に、不登校の高校生が、結果的に出席日数や単位が足りなくなってしまい、留年したり、あるいは留年するのはイヤだということで、そのまま学校をやめてしまったりという事例は数多く存在しています。

このあたりが、小中学校とは大きく異なる点であるといえるでしょう。

もっとも、この部分に関しては、別に不登校の生徒ではなくても、このような事態になる可能性は極めて大きいので、必ずしも不登校生徒だけがそうなってしまうということではありません。

また、私立学校、あるいは国立学校については、その学校の判断によって対応が異なるというケースが考えられます。

小中学校の場合、義務教育である以上、教育を受けさせなければならないというところに関しては間違いありません。

ただし、公立学校やその他の学校に編入させる、あるいは施設を紹介するなどして、要するに「クビ」という処遇を決定する場合も十分に考えられます。

これは多分に、その生徒が不登校になってしまった経緯にもよるとは言えます。

関連記事

「保健室登校」という選択肢

このカウンセリングでは、学校には来られるけれども教室で他の生徒や児童と一緒に勉強をすることができないというレベルの場合に有効になります。

また、そういう生徒の多くが、



という選択肢を選択するようです。つまり、教室ではなく、保健室で自習するなどといった応急処置的な対処になります。

では、いじめをはじめとするさまざまな原因で、いわゆる「ひきこもり」のような状況になってしまった場合にはどうするのかというと、これは学校の先生が家庭訪問をして接触したり、保護者と面談したりすることが多いです。

ただ、現状ではこれらの対処が不登校解消への決め手となるケースはほとんどないと言わなければなりません。

不登校生徒・児童を受け入れる施設

不登校やひきこもりに悩む生徒が、こころの傷をいやすための施設が日本全国に点在しています。

とは言っても、そういった施設の場合、だいたいは自然豊かで、どちらかと言えば山深い地域に設けられていることが多く、都市部にはほとんど存在しません。

不登校の施設の場合、ほとんど全国どこからでも入学・入所を許可しています。

ですから、思い切って環境を変えてみたい、敢えて親元から離れた生活させてみたいと考えるのであれば、思い切って遠くの施設に入学・入所してみるということも選択肢として十分考えることができます。

不登校もしくはひきこもりの子どもを受け入れる施設の数は、不登校、ひきこもりに悩む子どもたちの実数に比べると、かなり多いと言えます。

ですから、今度は逆にどの施設が自分にとってよりよい施設であるのかということを調べるのが非常に難しくなります。

もちろん、インターネットでしかるべきキーワードを入力すれば、かなりの数の施設がヒットしますが、しかしこれらを逐一検証するのは逆にたいへんな作業になってしまうことでしょう。

そこで、単にインターネットで検索する以上に有効であると考えられるのが、不登校やひきこもりの施設に特化して紹介しているサイトということになります。

その代表的ものが、「不登校支援センター」という法人のサイトです。

不登校支援センター

このサイトには、不登校やひきこもりの生徒・児童を対象とした施設を調べる手順や、入学・入所までの手順などがわかりやすく解説されています。

おそらく、関連の施設を探すという経験はこれまでは皆無だったと思いますので、この関連の施設を探すときには、基本的にだれでもみな手さぐり状態であることは間違いないでしょう。

そんなときに、このサイトのように



のは、ユーザーにとってはこの上なく利用価値が高いと思われます。

また、このサイトから、不登校やひきこもりに関する「対面カウンセリング」の予約ができるようになっているというのもとても助かります。

このサイトから予約できる対面カウンセリングは、札幌、仙台、高崎、東京、横浜、名古屋、京都、大阪、福岡、沖縄と、全国10か所で実施しています。

ご自宅から近いところでカウンセリングを受けることができるという点で、非常にありがたいと言えるでしょう。

不登校やひきこもりの悩みは、自分たちだけで抱え込みがちですが、できればこうした第三者機関に相談に乗ってもらうことをおすすめします

不登校児童生徒への支援は,「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではなく,児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて,社会的に自立することを目指す必要があること。また,児童生徒によっては,不登校の時期が休養や自分を見つめ直す等の積極的な意味を持つことがある一方で,学業の遅れや進路選択上の不利益や社会的自立へのリスクが存在することに留意すること。

引用元:不登校児童生徒への支援の在り方について – 文部科学省

関連記事

 

 

 

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)